Wordファイルにフォーム項目を設定する方法についてのマニュアルです。
フォーム項目とはWordファイル上に入力欄を設ける機能です。
Wordファイルにフォーム項目を設定し契約項目と紐づけることで、管理のための入力作業を減らすことができます。
PCの種類によって設定方法が異なりますので、ご自身のPCに合わせたマニュアルをご確認ください。
※Mac版は現在準備中となっております。
■項目の設定ルール
項目を紐づける際は、項目名とブックマーク名の完全一致が必要となります。
一致しない場合はフォームに入力した内容が契約レビューへ反映されませんのでご注意くださいませ。
項目の設定ルール(プリセット項目)
項目の設定ルール(カスタム項目)
カスタム項目を反映させるためには、下記ヘルプ記事に記載の操作を事前に行う必要があります。
・契約項目セットの作成
▷【契約レビュー】独自の契約項目、および契約項目セット(契約種類)の作成方法(ヘルプセンター)
・Wordテンプレートへ契約項目セットを紐付け
▷【契約レビュー】Wordファイルをテンプレートとして登録する(ヘルプセンター)
※リンク先「5.」以降参照
<注意点>
・フォーム項目を設定している場合、フォームの保護は必須
・契約レビューの契約項目に反映させるには、項目名が完全一致する必要あり
・当事者項目を紐づける場合、「当事者の立場」「当事者の会社名または個人名」の紐づけが必須
・フォームに入力した値が契約レビューで設定されている文字数を超えた場合は、切り捨てられての契約項目に反映される
■Windowsの場合
【Windows】Wordファイルに開発タブを表示させる
フォームを設定するためには開発タブの設定が必須となります。
1. Wordファイルを開き「ファイル」をクリックします。
2. 「その他」から「オプション」を選択します。
3. 「リボンのユーザー設定」をクリックします。
4. 「開発」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
一度設定すると、以降は「開発タブ」が表示されたままとなります。
5. 開発タブが表示されます。
【Windows】Wordファイルに文字列のフォームを設定する
1. フォームを入力したい箇所を選択、またはカーソルを合わせます。
2. 開発タブの「以前のバージョンのツール」をクリックします。
3. 「テキストフィールド」をクリックします。
4. 「プロパティ」をクリック、またはグレーの箇所をダブルクリックします。
フォームを設定した箇所はグレーになります。
5. 「ブックマーク名」に紐づけたい項目名を入力します。
反映させるには、項目名が完全一致する必要があります。
6. 必要に応じて「既定の文字列」「文字列の形式」を入力または設定します。
あらかじめ値を入れたい場合は、「既定の文字列」へ文字を入力してください。
7. 設定が全て完了したら、「OK」をクリックします。
8. 文字列のフォームが設定できました。
【Windows】Wordファイルに数値のフォームを設定する
1. フォームを入力したい箇所を選択、またはカーソルを合わせます。
2. 開発タブの「以前のバージョンのツール」をクリックします。
※「以前のバージョンのツール」以外のフォームを追加した場合、正常に反映されませんのでご注意くださいませ。
3. 「テキストフィールド」をクリックします。
4. 「プロパティ」をクリック、またはグレーの箇所をダブルクリックします。
フォームを設定した箇所はグレーになります。
5. 種類から「数値」を選択します。
6. 「ブックマーク名」に紐づけたい項目名を入力します。
反映させるには、項目名が完全一致する必要があります。
7. 必要に応じて「既定の日付」「番号の書式」を入力または設定します。
あらかじめ値を入れたい場合は、「既定の番号」へ値を入力してください。
「番号の書式」は必須ではありませんが、全角で入力した場合は反映されませんので、いずれかの書式を設定いただくことを推奨しています。
※「,(カンマ)」「¥」「%」「小数点以下の数値」は反映されず、数値のみ反映されます。
8. 設定が全て完了したら、「OK」をクリックします。
9. 数値のフォームが設定できました。
【Windows】Wordファイルに日付のフォームを設定する
1. フォームを入力したい箇所を選択、またはカーソルを合わせます。
2. 開発タブの「以前のバージョンのツール」をクリックします。
「以前のバージョンのツール」以外のフォームを追加した場合、契約レビューの契約項目へは反映されません。
3. 「テキストフィールド」をクリックします。
4. 「プロパティ」をクリック、またはグレーの箇所をダブルクリックします。
フォームを設定した箇所はグレーになります。
5. 種類から「日付」を選択します。
6. 「ブックマーク名」に紐づけたい項目名を入力します。
契約レビューの契約項目に反映させるには、項目名が完全一致する必要があります。
7. 必要に応じて「既定の日付」「日付の書式」を入力または設定します。
あらかじめ値を入れたい場合は、「既定の日付」へ日付を入力してください。
また、「YYYY年M月D日」「YYYY/M/D」「gggE年O月A日」などの形式で入力した場合でも、「YYYY/MM/DD」形式でContractS CLMの契約項目に反映されます。
8. 設定が全て完了したら、「OK」をクリックします。
9. 日付のフォームが設定できました。
【Windows】Wordファイルにチェックボックスのフォームを設定する
1. フォームを入力したい箇所を選択、またはカーソルを合わせます。
2.開発タブの「以前のバージョンのツール」をクリックします。
「以前のバージョンのツール」以外のフォームを追加した場合、契約レビューの契約項目へは反映されません。
3. 「チェックボックス」をクリックします。
4. 「プロパティ」をクリック、またはグレーの箇所をダブルクリックします。
フォームを設定した箇所はグレーになります。
5. 「ブックマーク名」に紐づけたい項目名を入力します。
契約レビューの契約項目に反映させるには、項目名が完全一致する必要があります。(カスタム項目名と一致させてください。)
6. 必要に応じて「規定値」を変更します。
あらかじめチェックを入れたい場合は「オン」を、チェックを入れたくない場合は「オフ」を選択してください。
7. 設定が全て完了したら、「OK」をクリックします。
8. チェックボックスのフォームが設定できました。
【Windows】Wordファイルに選択リストのフォームを設定する
1. フォームを入力したい箇所を選択、またはカーソルを合わせます。
2. 開発タブの「以前のバージョンのツール」をクリックします。
「以前のバージョンのツール」以外のフォームを追加した場合、契約レビューの契約項目へは反映されません。
3. 「コンボボックス」をクリックします。
4. 「プロパティ」をクリック、またはグレーの箇所をダブルクリックします。
フォームを設定した箇所はグレーになります。
5. 「ブックマーク名」に紐づけたい項目名を入力します。
契約レビューの契約項目に反映させるには、項目名が完全一致する必要があります。
6. 「項目」にリスト名を入力します。
契約レビューの契約項目に反映させるには、リスト項目名が完全一致する必要があります。
7. 「追加」をクリックします。
8. 全てのリスト項目を追加します。
9. 一番上に表示されているリスト項目が規定値となります。必要に応じて順番を変更してください。
矢印マークをクリックすることで順番を変更できます。
10. 設定が全て完了したら、「OK」をクリックします。
11. 選択リストのフォームが設定できました。
【Windows】フォームの保護 ※全項目共通
・フォームの保護とは
フォーム項目への入力のみを許可し、その他の部分には入力や編集作業ができないよう制御する機能です。
フォーム項目を設定した場合は必須の設定となります。
1. 全てのフォーム設定が完了した場合「編集の制限」をクリックし、フォームを保護します。
保護を開始すると、Wordファイルのフォームにのみ入力を行うことができます。
※内容の編集を行いたい場合やフォームの設定を改めて行いたい場合は、保護を中止してください。
2. 「ユーザーに許可する編集の種類を指定する」にチェックを入れ、「フォームへの入力」を選択します。
3. 「保護を開始します」をクリックします。
4. 必要に応じてパスワードを設定し、「OK」をクリックします。
パスワードは必須ではありません。
パスワードを設定されない場合は、そのまま「OK」をクリックしてください。
5. フォームの保護ができました。
フォームの保護を中止したい場合は、「保護の中止」をクリックしてください。
【Windows】フォームに入力した値を複数箇所に反映させる
Wordファイルのブックマーク機能を使うことで、フォームに入力した値を複数箇所に反映させることができます。
手順としては、1箇所にだけフォーム設定を行い、同じ値を反映させたい箇所にブックマーク機能を利用します。
1. 複数個所に反映させたい項目をフォーム化します。
2. フォームに入力した値を反映させたい箇所にカーソルを合わせます。
3. 挿入タブのリンクから「相互参照」をクリックします。
4. 参照する項目から「ブックマーク」をクリックします。
5. ブックマークの参照先から「1.」でフォーム化した項目を選択し、「挿入」をクリックします。
6. 「閉じる」をクリックします。
7. 参照リンクが挿入されました。
参照リンク挿入後は、Word自体に値が反映されない場合もあります。
即反映させたい場合は、「9.」に進んでください。
なお、設定自体は済んでいるため、「8.」にあるように、契約レビュー側では反映されます。
8.フォームに文字を入力すると、相互参照している箇所にも値が反映されます。
Wordファイル上では相互参照している箇所に値は表示されません。
Wordファイルを保存後、契約レビュー上にアップロードすることで該当箇所に文字が表示されます。
9. ※Wordファイル上で相互参照している箇所に値を表示させたい場合
相互参照している箇所を右クリックし、「フィールド更新」をクリックします。
※相互参照している箇所が複数ある場合、印刷画面を表示させることで一括更新を行うことができます。
設定がすべて完了したらフォーム設定を行ったWordファイルを「Wordテンプレート」に登録し、設定完了です。
▷【契約レビュー】Wordファイルをテンプレートとして登録する(ヘルプセンター)