宅地建物取引業法(宅建業法)改正に伴い、売買契約を取り交わす際の重要事項説明書の電磁的提供による交付(電子交付)を行うことが可能となりました。
重要事項説明書の送付、事前交付、重説後の署名をGMOサインで実施する手順を紹介します。
【目次】
機能概要
重要事項説明書の事前交付/重要事項説明(IT重説)/本契約書の締結の流れを題材にGMOサインの使い方を紹介します。
■この機能活用ができるプランは?
すべてのプランで活用いただけけます。
操作手順
- 「重要事項説明書」と「本契約書」を送信する
- 「重要事項説明書」を売主、買主に事前ダウンロードいただく
- 重要事項説明(IT重説など)を実施する
- 「重要事項説明書」と「本契約書」に署名いただく
Point:電磁的交付の意思確認を事前に行っておく。
操作方法
1. TOPページ左上「契約を締結」から、必要文書をアップロードします。
2. 「署名者」の設定をします。
まず自社側を第1署名者に設定します。
売主・買主の方はその後の署名順に設定(売主・買主は順不同)します。
<設定例>
仲介会社 |
起票者(GMOサイン契約者) 第1署名者 ┗重説への宅建士記名が必要 (原本に記名がされている、もしくはフリーテキストエリア設置で署名時に記入) |
---|---|
売主 | 第2署名者 |
買主 | 第3署名者 |
<各署名者の設定と依頼内容>
■第1署名者(仲介会社) (重要事項説明書と本契約書を送信します)
■第2署名者(売主) (重要事項説明書と本契約書を送信します)
■第3署名者(買主) (重要事項説明書と本契約書を送信します)
3. 送信完了後、自社側(第1署名者)に届いている署名依頼メールを開き署名を実施します。
4. 手順3完了後、売主・買主側(第2署名者・第3署名者)に署名順に署名依頼が届きます。
署名画面へ遷移した後、「重要事項説明書」の事前ダウンロードを行っていただきます。
買主は、この後に重要事項説明を受けてから署名作業を行います。
※売主の署名順を買主より前にしている場合は、売主が署名完了することで買主に署名依頼が届きます
事前ダウンロードボタンをクリックするとタイムスタンプが付されたPDFデータが買主の手元にダウンロードされるため、宅建業法上の事前交付の要件(非改ざん性の措置がとられている事)を満たします。
5. 手順4完了後、間違いなく事前ダウンロードが行われているかを仲介会社側の署名ステータス画面で確認を行います。
▷文書管理>重要事項説明書の[詳細]アイコンより
(ここが事前交付のエビデンスとなります。ダウンロード日時が記録されていることを確認する)
(この時点では、署名状態は「未署名」であること)
6. 手順4で買主にダウンロードいただいた文書をお手元に準備いただいた上で、宅建士による重要事項説明(IT重説など)を実施します
7. 重要事項説明後、署名画面に戻ってそれぞれ署名を完了していただきます。
(重要事項説明書自体には署名義務はありませんが、説明を受けたエビデンスとして署名します)
8. すべての署名者の署名完了となり、手続き完了です。
Point:「重要事項説明書」は重要事項説明前に事前ダウンロードいただく。
下記ページも併せてご参照ください。
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